自分自身で相続登記の手続きをするのが不安であるならば、弁護士や司法書士に相談してみるのがいいでしょう。ほとんどの方は、相続の手続きをするのが初めてで、何をしたらよいのかわからない場合が多いからです。まず相続登記の相談をする時に、一番に挙げられるのが司法書士です。司法書士は不動産などの登記の専門家なので、相続財産に不動産が含まれる場合には、最適であるといえます。

ただし、相続に関して相続人同士で争いがある場合や相続放棄の手続きの代理をしてもらいたい場合は、弁護士に頼むのがいいでしょう。司法書士はこれらの手続きを行うことができないからです。法律の知識が多少あり、ある程度自分に相続手続きを進められるというのであれば、行政書士に相談してみるのがいいでしょう。行政書士は官公署に提出する書類を作成する専門家で、相続手続きに関しては、遺産分割協議書の作成や遺言書の作成を行うことができます。

行政書士を選ぶメリットは、司法書士などに比べて費用を抑えることができるからです。書類の作成のみを依頼したいのであれば、行政書士を選ぶのがおすすめです。相続税の申告を頼みたいのであれば、税理士に相談するのがいいでしょう。税の専門家である税理士は相続登記を行うことはできませんが、相続税の申告業務を行うことができるからです。

相続税の申告が必要な場合とは、基礎控除である3000万円+(600万円×法定相続人の数)より相続財産が上回った場合です。

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